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歯周再生治療 エムドゲイン
1.歯周病とは

 歯周病とは“歯を支えるまわりの組織(歯周組織)”に起こる病気です。
自分で気づかない軽い歯周病を含めると、30歳以上の成人のうち、5人に4人以上が歯周病にかかっているといわれ、歯周病は歯を失う最も大きな原因になっています。

 

2.歯周病はどうして起こるの?

 歯周組織は歯肉(歯ぐき)と歯槽骨(歯を支える骨組織)、歯根(歯の根元)をおおうセメント質、歯根と歯槽骨をつなぐ歯根膜からなり、歯を正しい位置にしっかり付着・固定するための強固な構造を備えています。しかし、歯磨きが不十分で、歯と歯肉の間に細菌が住み着いて歯垢(プラーク)がたまると、そこに炎症が引き起こされます。これが歯周病の始まりです。

 

3.歯周病が進行すると?

 初めは自覚症状がなく、鏡で見ても気が付きませんが、そのうち歯肉が赤くなったり腫れたりします。プラークが石灰化し歯石になると、自分では取り除きにくくなって歯周病が悪化し、歯と歯肉が付着している部分にすき間(歯周ポケット)ができます。さらに炎症が歯肉の内部に進行すると、歯根膜や歯槽骨が破壊されて、歯を固定する力がだんだん弱くなります。この状態のまま放っておくと、ついには歯を失うことになります。

 

4.歯周病の治療法は?

 軽い歯周病であれば、正しい歯磨きと歯と歯の周りを清潔に保つ治療を続けることで治すことが出来ます。
ただし、深い歯周ポケットができて炎症が歯肉の奥まで進行し歯周組織の破壊がひどい場合には、歯根に固着した歯石やプラークを取り除く外科手術をすることになります。でも、そのままでは失われた歯周組織は回復することはありません。
 しかし、現在は歯周組織を再生する治療法が厚生労働省に認可され行われています。

 

5.歯周再生治療 〜エムドゲイン〜

 エムドゲインは歯周組織の失われた部分にゲル状の材料を塗ることで歯周組織の再生を導きます。ゲル状物質の名前をエムドゲインといい、スウェーデンのビオラ社で開発された新しいブタ歯胚組織使用歯周組織再生用材料です。エムドゲインゲルの主成分(エナメルマトリックスデリバティブ)は、子供の頃、歯が生えてくる時に重要な働きをするたん白質の一種です。現在の科学水準に基づく高い安全性の確保の下、幼若ブタの歯胚から抽出精製したもので、2005年5月現在、世界39カ国で使用されています。

 

6.エムドゲインの手術は大変ですか?

 まず麻酔をかけて歯周を切開し、歯根部についた歯石などを取り除き清掃します。次にエムドゲインゲルを塗布して縫合し終了です。
 手術にかかる時間は約1時間で、痛みもほとんどなく簡単な手術です。
 抜糸は手術日から2〜6週間後に行います。

 

7.エムドゲインは誰でもできるのですか?

 歯周組織の状態を調べるために、歯周ポケットの深さを計ったり、レントゲンを撮ったり、その他治療に必要な検査を行います。エムドゲインゲルを使った治療が行えるかどうかは、歯周病の程度や患者さんの健康状態によっても異なります。

 

8.エムドゲインはどの歯にもできるのですか?

 残念ながら歯根が分かれている奥歯には使えません。前歯など一部の歯の歯周組織に限られています。

当医院では、多くの実績により歯周病の治療に高い効果を得ています。お気軽に御相談下さい。

 

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